花菜

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今月の薬膳

あけましておめでとうございます。新しい年が幕を開けました。
今年も皆様が健やかで元気良く過ごせますよう、体を労る養生食をたくさんお届けしていきます。
今年もよろしくお願いいたします。
年末からお正月にかけて、ご馳走の食べ過ぎで胃が疲れていませんか?不調を感じている方は、早めにケアしてくださいね。
冬に旬を迎える山芋は胃の働きに関係する「甘」の仲間です。
山芋は、消化酵素のジアステーゼを含んでいるので、生で食べてもでんぷんの一部が分解されるため、胃にやさしいという特長があります。
とろろを麦ご飯でいただくと、サラサラと入っていくので胃への負担が少なくてすみますよ。
「甘」を摂りすぎると腎に関係する「鹹」が痛むので、とろろは昆布やイリコでしっかり出しをとったお味噌汁で溶いて、
乾燥ワカメや焼き海苔などを散らすと良いでしょう。
先月もお話ししたように五味調和では、冬は「鹹」にあたり腎の働きと深く関係があります。
腎は腎臓だけではなく免疫、ホルモンバランス、骨髄まで司っているといわれています。
寒さで免疫力が下がる冬は、「鹹」の食材が特に大切なのです。

紫山芋の麦とろろご飯

紫山芋の麦とろろご飯

消化酵素のジアステーゼが胃の働きをサポート。

材料

五分づきの玄米、押し麦、紫山芋(一般的な山芋でも可)、昆布、イリコ、味噌、乾燥ワカメ(焼き海苔でも可)それぞれ適宜

作り方

①五分つきの玄米と大麦を混ぜてご飯を炊く。
②紫山芋をすり下ろす。
③昆布、イリコで出しをとって味噌汁を作る。味噌汁は濃い目に作る。
④「①」に「③」を入れて乾燥ワカメを散らす。

ぜんざい

ぜんざい

小豆には、食物繊維やポリフェノールがたっぷり!

材料

小豆、きび砂糖、海塩、切りモチ、ふかしたサツマイモ それぞれ適宜

作り方

①小豆は洗っておく。鍋にたっぷりの水と小豆を入れ、一度沸騰させる。
②アク抜きのために、沸騰したお湯は捨てる。
③再度、小豆が浸かるぐらいの水を入れて1時間ほど煮る。小豆が水面から出ないように水を足しながら煮る。
④小豆が柔らかくなったら砂糖と海塩を入れる。
⑤切りモチをオーブントースターなどで焼く。ふかしたサツマイモは、食べやすい大きさに切っておく。
⑥お椀に「④」「⑤」を盛りつける。

赤かぶの酢のもの

赤かぶの酢のもの

「酸」の酢のもので滞りやすい血流を良くする。

材料

赤かぶ、白かぶ、生姜、蜂蜜、米酢、柚子の皮 それぞれ適宜

作り方

①赤かぶ、白かぶはスライスする。生姜は細切りにする。
②「①」に塩をして5分ほどおいたら絞って水分を出す。
③「②」に蜂蜜、米酢を加えて細切りした柚子の皮を散らす。

柿とリンゴの甘酒あえ

柿とリンゴの甘酒あえ

体を温めるスパイスと消化吸収を助ける甘酒がポイント。

材料

柿、リンゴ、甘酒、黒胡椒 それぞれ適宜

作り方

①柿とリンゴは皮をむいて食べやすい大きさにカットしておく。
②甘酒(作り方は下記に)と黒胡椒を「①」にかける。

甘酒の作り方

材料

五分づきの玄米…1合、昆布出し…炊飯器の目盛り4合分、米麹…300g

作り方

①炊飯器で炊いた五分づきの
②玄米に米麹と昆布だしを加えて良く混ぜる。
③炊飯器の温度を60度に保ちながら約6時間置いて出来上がり。

薬膳コラム

分量表示の「適宜」には理由が…。
郷田さんのレシピには「適宜」という分量表示が多いと感じませんか?実は、これには理由があるそうです。表示分量に頼りがちになると、自分なりの味の工夫がなくなってしまいがちです。「適宜」は自分で味のイメージを膨らませ、考える機会をつくるためなのです。 塩分や糖質など食事制限がある方も、たし算や引き算をしながら、味のコントロールをしてくださいね。
郷田 美紀子
郷田 美紀子
■プロフィール
ごうだ みきこ/1948年生まれ。 家業である「郷田薬局」の管理薬剤師、百姓。薬局の隣に設けた「薬膳茶房オーガニックごうだ」で病気を薬だけではなく、「五味調和」の考え方を用いた食事で治すことを実践。2009年には宿泊施設「綾ビオスヴィレッジごうだ」をオープン。